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高齢者生協たよりに遺品整理の事例の記事が掲載されました

当社代表の屋宜明彦が理事を務める兵庫県高齢者生活協同組合の活動誌『高齢者生協たより』
『遺品整理の事例』と10/8に尼崎支部で開催した勉強会の様子が掲載されました。

目次

遺品整理の事例

『何で俺が金払って、こんなことせなあかんねん』

6年ほど前のことです。ある高齢男性が、神戸市内のマンショ ンで孤独死しました。
現場に着いた30代くらいの息子さんはえらく怒っていて、遺品整理のため訪れていた私を前にぼやいていました。
息子さんが幼い頃に離婚し、20年近くも疎遠だったとのこと。
「遺品?全部捨てといてくれ。」ぶっきらぼうにそう言いました。
しかし、押し入れの奥から出てきた子供用の剣道の道具を見た途端、表情が変わりました。「これ⋯。」
おそらく息子さんが子供の 頃に使っていたものだったのでしょう。しばらくじっと見つめて いました。
「他にも、写真とか無かったかな。」
急に態度が変わった息子さんは、ゴ ミの中に父の思い出を探し始めました。

私は遺品整理会社の現場責任者として、 2000件を超えるケースに立ち会ってきました。
「遺品整理」や「生前整理」とい う言葉は孤独死やゴミ屋敷などと結びつけられがちで、
マイナスのイメージを抱く方も多いと思いますが、 そういったケースはごくわずか。
私はこれまでの経験から、人生の終わりを見つめて家やお部屋を処分する「家じまい」の前段階として
住まいを片付けることは、ご本人や残された人たちがより 良く生きるための新しいステップ
だと確信しています。
冒頭の男性はその良い例。
遺品整理を通じてお父さんへの思いがきっと良い方向に変わったはずです。

『おかたづけ』は残された人のために

10月8日、尼崎支部が屋宜明彦理事を講師に 「元気な間に整理する必要性」 について勉強会を開きました。
今、生前整理、 家のかたづけは 社会的課題としてとても関心が高く、屋宜理事 の現場で見てこられた
様々な経験の中から参加者と対話しながらテーマを掘り下げて講演していただきました。
自治体でまったく違うゴミの分別方法、故人のスマホのパスワード、
実家や家族の宗教・ 宗派、悪質な訪問買取業者への対策、家のかたづけ内容や費用の相場、
生前に進めておくべきかたづけのコツ
等々、
時間いっぱい事例 を交えてお話ししていただきました。

下記ボタンより、組合のインスタグラムで尼崎支部の勉強会の投稿を見ることができます。

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